洗濯物をとりこまなくちゃ
知らないことをとやかく言いたくないと思う。わたしはこれまで、いわゆるコンサバティブな生き方をしてこなかった。好きな音楽や映画は、いわゆる売れ線や大手が関わっているものに関して、聞いたり見たりせずに門前払いをし、わたしには関係ない、大手がいいものを出すわけないと決めつけてきた。もちろんそれは無理をしてやってきたわけではなく、本当に好きだと思うものがそれとは別だったから。
音楽も映画もサブカルチャーが美しくて、中学生のときは銀杏BOYZ、高校生ではPizzicatoFive、大学生ではバキバキエレクトロを聴いてきた。そして今は、インディーポップ。わたしなんてかなりマイルドだと思うけど、それでもなかなかクラスの女子と音楽の話はできなかった気がする。
そんな遍歴があるわたしだけど、ポップカルチャーをディスるつもりはさらさらない。でも好きではないから聴かない。この感覚は、例えば子供が演歌を聴かないのと同じで、そんなに触れる機会もないし、多分自分には向いていないだろうと思うから。それだけの理由。だからこそ、自分が好きな音楽を理解してもらえない人にディスられるのは気分がよくないし、浅いところだけ聞いて判断されたくない。わたしも同じように、自分が聴きもせず良さも悪さも分からないところで、とやかく言いたくない。
「最近の子は奥田民生を知らない」そりゃあ、そういう子がいても驚く要素は何もない。
「エグザエルと西野カナが好きらしいよ」いいじゃん。エグザエルの良し悪し判断できるほど曲聞いてるの?彼らのヒストリー知ってるの?わたしは知らないけどね。
良いか悪いか、合ってるか間違ってるかは、自分の目で確かめてみないと分からないんだよ。
シャムキャッツもミツメも最高だよ。まずはアルバム貸すから聞いてみてよ、それから判断してほしいな。少しでも良いと思ったら、ぜひインディーポップの討論会しようよ。
シャムキャッツ/すてねこ